今回紹介するのは、自然体験ツアーでは欠かせない環境に配慮したトイレについてです。
トイレにまつわる環境問題について
西表島では、カヌーなど自然体験ツアーのニーズが高まり多くの利用者が訪れることで、滝周辺での「し尿」による自然環境の悪化が懸念されています。
特に世界自然遺産推薦地とされている「ピナイサーラの滝」は西表島有数の人気スポットで、観光客の「し尿」問題による滝周辺での臭いなどが懸念されています。他にも、臭いだけでなく、水質汚染による生態系への影響や自然景観の破壊も懸念されています。
環境に配慮したトイレとは?
そういった問題への対応策として、現在、環境に配慮したトイレを西表島全体の取り組みとして行っています!
バイオトイレの取り組み
水道をひかなくても利用できる「バイオトイレ」の試験運用が始まっています。
バイオトイレは、ピナイサーラの滝に向かう前の駐車場スペースに設置されており、ジャングルに入っていく前に用を足すことができるようになっています。
携帯トイレの取り組み
ピナイサーラの滝周辺3カ所に携帯トイレの便座を設置し、滝の近くでもトイレを利用できるような取り組みが始まっています。西表島カヌー組合による自然体験ツアーに参加している方は、ガイドさんが携帯便袋を無料配布し利用できるようになっています。
映画「生生流転」でも、この取り組みをご紹介しています。(1:11:49頃から〜)
自然に優しい「エシカルなトイレ」を利用して、西表島の自然を明日につないでいきましょう!
今回は西表島の「エシカルな取り組み」である、エシカルトイレについて紹介しました。
西表島の美しい自然環境をいつまでも守り続けるために、自然体験ツアーに参加した時は、自然に配慮したトイレを使いましょう。
バイオトイレや携帯トイレは補助的な役割なので、ツアーの前に公衆トイレで用を足すことも忘れずに!
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