GO ETHICAL
思いやりのある旅をしよう
世界自然遺産、西表島。
西表島の魅力は、絶滅危惧種イリオモテヤマネコをはじめとする希少種を育む貴重な自然だけでなく、その歴史や文化、そして、島と共に生きる人々の暮らしとの関わり合いの中にあります。
様々な情報が溢れる今こそ、島の人の声・自然の声を聞きながら、
「敬意」と「思いやり」を持った旅をすることが求められています。
エシカルな旅 in 西表島
ロードムービー公開中!
エシカルな旅人になるために
HOW
今なぜ、「エシカルな旅」が必要?
WHY
今、西表島には2000人余の住民と、100匹のイリオモテヤマネコ、100羽のカンムリワシ、そして、それよりもずっと多くの野生生物たちが暮らしています。
対して、この島を訪れる観光客の数は年間約25万人(2019年竹富町役場調べ)にものぼり、1人ひとりの小さな行動の積み重ねが島の環境に及ぼす影響は、想像以上に大きなものです。
ちょっと想像してみましょう。
美しい自然や文化を求めて西表島を訪れてみたら…
ビーチは漂着ゴミでいっぱい
自然の中は人の痕跡だらけ
都会と同じように車がハイスピードで走り
都会と同じようなお店が並び
イリオモテヤマネコは剥製だけの存在に
近い将来、そんな風景が島の現実にならないように
島の人たちが知恵と努力を重ねて様々な取り組みをはじめていますが、
島に足を踏み入れる「1人」である私たちツーリストも、
島の未来をつくる「責任」があることを忘れてはいけません。
「エシカルな旅」って何?
WHAT
エシカル(Ethical) とは、「倫理的な・道徳的に」という意味を持つ形容詞。
一人ひとりの「心のあり方」がその行動を決めていく、そんな意味合いの言葉です。
旅先では開放的な気分になりがちですが、「旅の恥はかきすて」ではなく
島の自然や暮らしに対する「思いやり」や「敬意」の気持ちを忘れずに。
そして、いつまでもこの島が美しくあるように、ツーリスト自らが率先して
旅先での意識と行動を変えていく旅のあり方を、「エシカルな旅」と呼んでいます。
「エシカルな旅」体験者の声
VOICE
原田洸さん
株式会社クレコ・ラボ SDGs マネージャー
島の自然はもちろんだが、魅力あふれる島の人々に驚いた。西表島の豊かな自然と文化は、“島の人々がいるからこそ今ここにある”と思うようになりました。
自然と人が共存する暮らしを学ぶこと。そして、エシカルな視点をもって旅することで、“自分の生き方”を考え直すきっかけをもらいました。
エシカルコーディネーター
エバンズ亜莉沙さん
現代を生きていると忘れてしまいがちな、自然と自分自身との繋がり。循環の中にきているという当たり前のようで奇跡的なことを思い出させてくれる旅に感じました。
どんなに小さな命にも意味や役割があるということ。
風の向きや太陽の登り方、鳥のなく声、その一つ一つに私たちは日々影響され共に生きているということ。
大きく聞こえるかもしれませんが、せっかくこの星に生まれてきたのなら一度は体感して欲しい、
そんな体験でした!
はじまっています!
ツーリストも参加できるエシカルな取り組み
事前に知っておきたい
西表島のルール
エシカルな旅、持ち物のヒント
アメニティは持参しよう
1
ゴミをできるだけ増やさないために、歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシなど、使い捨てになりがちなアメニティは持参しましょう。
ゴミになるものを持ち込まない
2
ペットボトル、缶やびんなどはゴミになるものはできるだけ島に持ち込まず、無理のない範囲で持ち帰りましょう。マイバックやマイボトルがあれば、島での買い物もエシカルになります。
あると便利な服装のヒント
3
自然体験をするなら、濡れてもいい乾きやすい服や靴がおすすめ。真冬であっても陽射しが強い日があるので帽子も忘れずに。朝晩の気温差や急な雨、日焼けや虫除け対策のためにも、薄手のウィンドブレーカーなど長袖が1枚あると便利です。
自然にやさしい日焼け止め、虫除け
4
自然のことを考えて、珊瑚にダメージを与えない日焼け止めや、ホタルにもやさしいナチュラルな虫除けを利用しましょう。
常備薬は持参しよう
5
西表島には薬局やコンビニがありません。万が一に備えて、お薬の準備はしっかりと。その他、「これがないと困る」というものは持っていくようにしましょう。